3月の中頃、視覚障碍者の方への対応に向けて、研修を実施致しました。

私、管理者が訪問介護の仕事をしていた数年前、ガイドヘルパーの資格取得時に、目隠しをした状態で御所近隣を歩いたり、また電車に乗り降りし、普段当たり前としていた空間動作がとても怖い気持ちになった事を今でも覚えております。

晴眼者の情報認識においては、8割が視覚からの情報です。

視覚情報が制限されている方の気持ちを少しでも理解した介助をご提供したく職員に目隠し状態での介助体験を実施。

体験した職員からは

「普段通りに動かしたが、車椅子の速度が速く風圧を感じた。」

「車椅子に乗って、位置感が不明で酔いそうだった。」

「声掛けの声が大き過ぎて、びっくりした！」

「突然、動作をされて恐かった！」

等の率直な意見がありました。

また、物の空間や位置感を把握して頂く為、クロックポジションや言語化する言葉の大切さの説明を実施致しました。

私達の普段通りのご提供が、身体状況によっては不適切なケアに繋がるという事を大変実感致しました。

ご利用される皆様が少しでも心地よい環境で

お過ごし頂ければと思っております。

管理者より

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